2014年09月04日

漢方のお話し17(瀉剤1)

前回は身体や気力を使いすぎて疲労した場合に、補うための「捕剤」のひとつをご紹介しました。
今回は身体の中に要らない熱などが溜まった場合に用いられる「瀉剤」を少しご紹介します。

黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)

黄連解毒湯の構成生薬は下記の4種類で、いずれも熱や炎症を鎮める寒性の生薬です。
不眠症や胃炎、二日酔い、めまい、動悸、高血圧、神経症、蕁麻疹などに効果があります。

黄連(オウレン)
黄芩(オウゴン)
黄柏(オウバク)
山梔子(サンシシ)


三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)

身体の熱や炎症をやわらげ、機能の亢進を鎮める効能を持っています。
のぼせやほてり、イライラ感や不安感、不眠、便秘、鼻血など出血、あるいは高血圧にともなう頭重感や肩こり・めまい感などに使われます。

黄連(オウレン)
黄芩(オウゴン)
大黄(ダイオウ)


温清飲(ウンセイイン)

温清飲には、血流を良くして体をあたためるもの、水分を保持するもの、熱や炎症をさます生薬が配合されています。
温性の理血薬である四物湯(シモツトウ)と、清熱作用のある黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)を合わせた漢方薬です。
温性と清熱の両作用から温清飲という名前がついています。体全体を冷やすことなく、“のぼせ”などかたよった熱をさまします。

四物湯(シモツトウ)

当帰(トウキ)
川芎(センキュウ)
芍薬(シャクヤク)
地黄(ジオウ)

posted by たびのくま at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然の力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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