2014年08月25日

漢方のお話し12(喉のつまり感)

半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

気分がふさぎ、喉や食道等に何か詰まったような感じがすることが目安です。
こういう症状を漢方医学では「梅核気(ばいかくき)」と呼びます。のどの気の流れが滞って、梅の種がのどにつまったように感じる症状です。
あるいは「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)」とも言います。これはのどに炙った肉片があるということです。

心身ともに疲れやすく、冷え症で繊細な人に向く処方です。
具体的な症状は、不安神経症、神経性胃炎、気管支炎などです。
この漢方薬は神経をしずめて、心と体の状態を改善します。また、咳や吐き気をおさえる作用もあります。

半夏厚朴湯は、半夏と厚朴を中心に5種類の生薬からなります。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。

半夏(ハンゲ)、厚朴(コウボク):ノドのつかえ感や吐き気をおさえ、咳をしずめ、また気分を落ち着ける役目をします。
茯苓(ブクリョウ):水分循環をよくする作用、鎮静作用があります。
蘇葉(ソヨウ):気の巡りを良くして、抑うつを発散します。
生姜(ショウキョウ) :体をあたため胃腸の働きを改善します。


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漢方のお話し11(咳1)

麦門冬湯(バクモンドウトウ)

風邪の後などで、咳だけ残って、痰もほぼ無くて続く時に使います。

主薬の麦門冬をはじめ6種類の生薬で構成されています。

麦門冬:潤いを与える薬の一つで、喉を潤し痰を出しやすくします。
半夏:こみ上げる咳や吐き気を鎮める降性(気を降ろす働き)の生薬です。
人参:滋養強壮作用
大棗:体を温め、緊張を緩和させる作用
粳米:炎症をさます作用
甘草:緩和作用

お時間に余裕がある時は、熱いお湯に溶いて、ふうふうしながら服用してくださいね。

posted by たびのくま at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然の力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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