2013年01月31日

認知症、Person-centered care

練馬区薬剤師会クリニカルカンファランスセミナーに出席しました。
中野正剛先生です。
認知症にまつわる医療や介護は、少しずつ進歩しています。

認知症とは、脳の器質的な障害によって、
記憶力や判断力、実行能力や会話能力など、いったん発達した機能が持続的に障害されて、
社会生活に支障を来たすようになった状態をいいます。
有病率は65才以上の約10%で、
認知症のうち、アルツハイマー型は50%、レビー小体型は20%、血管性10%、前頭側頭葉型10%です。

アルツハイマー型認知症はアミロイドβ蛋白の沈着が原因といわれます。
現在、根本的な治療薬が無いため、早期から服薬で進行抑制することが大切です。

認知症の診断方法として従来から用いられている
HDS-R(長谷川式)とMMSEはいずれも中等度以上の認知症に適しています。
初期の診断方法としては4単語を覚えるMISが推奨されます。

根本治療に向けて、PETによるアミロイドイメージング検査が開始されています。

認知症では、その人らしさが隠されてしまうと考えられ、
介護にあたっては、ご本人がその人らしく生活できるようにする、
Person-centered careが重要です。
互いの人間関係を温めることを通じ、
以前は周辺症状といわれた行動と心理の症状であるBPSDを軽減します。
BPSDは次のような事項で強くなります。
@ アルツハイマーや脳血管障害等による脳組織の変化
A 体調不調(脱水・低栄養・便秘・慢性疾患の悪化、急性の病気やケガ等)
B 環境や人間関係の変化(デイサービスや施設入居の初期・ヘルパーの交代等)
C 活動性が低いこと(寝たきりや閉じこもり)
D 本人にとって不快な状況(周囲の人の関わり方が適切ではない等)

posted by たびのくま at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。